2019年6月11日、ロンドンの「サザビース」にてベートーヴェンの髪の毛がオークションにかけられ落札されました。
落札額は35,000ポンド。なんと日本円にして480万円です。
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作曲家・ベートーベンの193年前の髪の毛がロンドンでオークションに出品され、約480万円で競り落とされました。大手オークションハウス「サザビーズ」に出品されたベートーベンの髪は亡くなる前の年の1826年に切られたものです。11日のオークションでは6人が入札し、3万5000ポンド、約480万円で落札されました。この髪の毛はベートーベンの友人の作曲家、アントン・ハルムが譲り受けて以来、受け継がれてきたということです。
出典：テレ朝ニュース
オークションに出品されたベートーヴェンの髪の毛について補足します。
時は1826年、ピアニストで作曲家のアントン・ハルムはベートーヴェンの友人でした。そのハルムの妻が「ベートーヴェンの髪の毛が欲しい！」と奇抜な依頼をしたわけです。
ハルムはベートーヴェンにお願いし、ベートーヴェンの雑用係カール・ホルツから贈られることに。
無事に到着したと思われたベートーヴェンの髪の毛ですが、カールが送ったのはヤギの毛。そしてハルムがヤギの毛に気づきベートーヴェンに言い寄ると、ベートーヴェンは雑用係カールに対し激怒。
「大事な友人が騙された！」と興奮して、その場で自らの髪の毛を切り差し出したそうです。
その後ベートーヴェンの髪の毛は、ハルムの家族に受け継がれ現代まで残りました。
オークションに出品されたベートーヴェンの髪の毛は、当時の書簡や化学検証から「本物」と断定。12,000ポンドで入札開始となりました。
そして2019年6月11日、6人の入札者によって競われ最終的には35,000ポンドで落札。ベートーヴェンの髪の毛ともなると、500万円近い値段が付くのですね…
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン（独: Ludwig van Beethoven、標準ドイツ語ではルートヴィヒ・ファン・ベートホーフェンに近い、1770年12月16日ごろ-1827年3月26日）は、ドイツの作曲家、ピアニスト。J.S.バッハなどと並んで音楽史上きわめて重要な作曲家であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされている。
出典：Wikipedia-ベートーヴェン
