バイオリン

ココイチ創業者がバイオリンの名器で税金逃れ!?【名古屋国税局】


2019年6月6日、驚きのニュースが飛び込んできました!

日本の音楽活動を支援していることで有名なカレーチェーン「CoCo壱番屋」の創業者。しかしバイオリンの名器をめぐり、税金の申告漏れがあったようです。

クラッシモ編集部
クラッシモ編集部
バイオリンと税金どう関係があるのでしょうか?

ニュースの概要

カレーチェーン「CoCo壱番屋」の創業者・宗次(むねつぐ)徳二氏(70)が取締役を務める同氏の資産管理会社「ベストライフ」(名古屋市)が昨年、名古屋国税局の税務調査を受け、約20億円の申告の誤りを指摘されたことが分かった。
2016年に所有するバイオリンの名器「ストラディバリウス」「グァルネリ」など、本来は減価償却できない楽器を経費として処理したと指摘された。
過少申告加算税を含む追徴税額は約5億円。同社は修正申告し、全額を納付した。宗次氏は取材に「知識不足による税務処理のミスだった」と説明した。
出典:朝日新聞デジタル

バイオリンは減価償却できない?

減価償却(げんかしょうきゃく、英: Depreciation)とは、企業会計に関する購入費用の認識と計算の方法のひとつである。長期間にわたって使用される固定資産の取得(設備投資)に要した支出を、その資産が使用できる期間にわたって費用配分する手続きである。
出典:Wikipedia

もしバイオリンが減価償却できた場合、一定期間経費に計上できるので、その分会社の利益を圧縮できます。会社の利益が少なければ、収める税金は当然減るわけですね。

ですがバイオリンの名器は明らかに価値が高いので、減価償却資産にはあたりません。つまり減価償却した資産管理会社「ベストライフ」の税務処理は間違っているのです。