ソロ曲、室内楽、協奏曲などさまざまなバイオリン作品の中で最も演奏が難しい4曲を厳選しました(現代曲は除く)。
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バイオリン作品で最も難しい曲
J.S.バッハ 無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番
257小節に及ぶ長大な「シャコンヌ」を終曲にもつこのパルティータ第2番はこの曲集の頂点の一つを形成するもので、最も著名な作品である。全5曲。
Allemande
Courante
Sarabande
Gigue
Chaconne
シャコンヌの名称どおり変奏曲の形式を持つが、ニ長調の中間部を有する三部形式とも取れる。音楽的な構成としては、冒頭の8小節に現れる低音の下行テトラコードをシャコンヌ主題とし、種々の変形を受けながらこの主題が32回現われ、そのたびに上声を連続的に変奏する壮大な作品となっている。
出典:Wikipedia
ベートーヴェン バイオリンソナタ第9番「クロイツェル」
ベートーヴェンは生涯で10曲のヴァイオリンソナタを書いたが、特にこのクロイツェルは規模が大きく、王者の風格をそなえており、ヴァイオリンソナタの最高傑作であるとされる。ベートーヴェン以前の古典派のヴァイオリンソナタは、あくまでも「ヴァイオリン助奏つきのピアノソナタ」であり、ピアノが主である曲が多いが、この曲はベートーヴェン自身がつけた題の通り、ヴァイオリンとピアノが対等であることが特徴的である。技術的にも高度なテクニックが要求される。
出典:Wikipedia
パガニーニ 24の奇想曲
ニコロ・パガニーニの24の奇想曲(伊: 24 Capricci)作品1は、ヴァイオリン独奏曲。無伴奏曲なので、ヴァイオリンの重音奏法や、視覚的にも演奏効果の高い左手ピッツィカートなど強烈な技巧が随所に盛り込まれた作品。ヴァイオリン演奏家には難曲に挙げられている。フランツ・リストは演奏技巧のもつ音楽の可能性に触発され、ピアノ曲に第1・5・6・9・17・24番を編曲している。
出典:Wikipedia
シベリウス バイオリン協奏曲
シベリウスのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47は、1903年に作曲された。1905年に改訂され、これが現行版となっている。シベリウスは若い頃ヴァイオリニストを目指していたが、あがり症のため断念してしまった。そうした彼による唯一の協奏曲となったのが、ヴァイオリンを独奏楽器とする本作である。シベリウスの作風は交響的でありながら室内楽的な緊密な書法を基盤とするもので、この協奏曲も独奏者がオーケストラと対等に渡り合っており、名人的な技巧を披露することを目的とする“通例の”協奏曲とは必ずしも相容れない。
出典:Wikipedia